腎不全患者にも自由を。様々な透析ライフ

糖尿病患者が増加し続けている現代日本において、その合併症であり最も重要な糖尿病腎症は、最早珍しくない疾患となってきました。腎不全のために体内の老廃物が体外に排出されず、逆に大事なイオンが流れ出ていくことで体内のバランスが乱れ、意識障害などの重篤な症状を示す可能性があります。治療に用いられる透析といえば、病院などで人工腎臓ともいえる機械に体を預け、延々と不純物が濾しとられるのを待つだけでした。

しかし、この方法では週に3日、数時間にわたって拘束されてしまうため、勤務などの日常生活との両立は難しくなってしまいます。
そのため、近年は普段の生活と両立できる透析がメジャーとなっています。夜間、寝ている間に透析を行う方法や、ポータブルの濾過器によって外出先でも行える方法など、近年は様々な形式で腎不全のフォローアップを行うことが可能になっています。これまでは実質不可能だった長い期間の旅行であっても、腎不全患者さんたちは楽しめるようになっているのです。